モラハラ夫の支配に気づき別居 人生V字回復しアラフィフで離婚するまでの6年間の実話

モラハラ·経済的DV夫と突発的に別居し経済的自立を果たす過程で本当の自分に行き着いたアラフィフ主婦の実話

【第5話】突然の衝動的な決断 私はこれでモラハラ夫と決別を決意した

【お母さん、友達と一緒に住むことができなくなったんだけど、働いて家にもお金入れるようにするから戻っても良いかな?】

突然、長男から
切羽詰まった様子でTELがかかってきました

この時
彼が飛び出して
2年の月日が経っていました

それまでの間、夫は事あるごとに私の息子たちのことを、以前にも増して酷く罵るようになっていました

【きもい】
【あんなヤツ死ねばいい】
【俺は言葉で人を2度と立ち直れなくする自信がある】
【アイツらと一緒の墓に入りたくない、養子縁組を解除しろ】

とにかく、聞くに耐えない言葉ばかり
そんな暴言を吐く夫が、私には
悪魔に見えていました

大事な息子の悪口言うなんて
絶対に許さない!   

それが
本心でしたが、夫に反論すれば、
更に、酷い言葉の反撃を受ける

そう思っていたので、私は精神的にギリギリの状態を保ちながら黙って無視をしていました。

長男が家から居なくなり、天下をとったようにルンルンで生活をしている夫

長男が帰ってくることは
絶対に許さないだろう

でも
私が大切なのは息子

私はまず母として長男に、夫とケンカをしたまま衝動的に家を飛び出してしまったことを一言謝りつつ、毎月家にも生活費を入れると、伝える覚悟があるのかを、本人に再確認してみました


長男が悪いとは感じていませんてましたが、
出来るだけ夫の神経を、逆撫でしないような態度で挑まなければ、いつまでもその部分を逆手にとり、しつこく反論をしてくるのは明らかだったので、長男に提案してみたのです

長男はもちろん 
その覚悟がある!
というので、本人の意志を確認した私は、夜夕食の後に夫に話をしました。

『長男が、友達と一緒に住むことが出来なくなったって連絡してきたから、帰ってきても良いって言ったよ。』

すると案の定

【なに勝手に許可してんだよ!
俺は一生許さないからな!あんなヤツ
その辺でのたれ死ねばいいんだよ!】

想定内の反論に私は何を言われても、
夫の罵倒を一切無視しました。

これで離婚になっても、もうこの人の
言うことは絶対にきかない!
そう心に決めていたからです

この時、黙りこんだ私を見た夫は、
私が大人しく諦めたと、
都合よく解釈していたようでした

私は、夫の反論はなかったこととして、
長男が帰ってくる、その日を待ちました


そして、2014年のGW
長男は、ようやく夫の居ない昼間に
我が家に帰ってきたのです

強行突破です
久しぶりに私と長男、次男、長女
4人で顔を合わせ、買い物に行ったり、
モスバーガーを長男が買ってくれたり。
なんと私にお小遣いまでくれたり、とても
楽しかったのを覚えています。

そして夜

1人何も知らない夫は
仕事から帰ってきました

玄関に入ってすぐ、約束どおり長男は、
頭を下げ、毎月家にも生活費を入れるので、お願いします。
と夫に告げ、ちゃんと筋を通しました。

突然のことに
夫は、呆気にとられた様子の表情です

わかったのか、わからないのか
よくわからない反応で、靴を脱いだ夫は、 私の横を通りすぎる瞬間

【話があるから寝室にきて】

と呟きました
私が寝室に行き、扉を閉めた瞬間

案の定

【何でアイツ戻ってきてんだよ!
俺は許可してないのに、何でだよ!
ストレスでどうにかなりそうだ!
頭がおかしくなったら
どう責任とってくれるんだ!】

私は、
このときの夫の自信に満ちた偉そうな顔を
忘れることができません

でも、
何を言われても私の心は
変わりません
何もかも限界だったのは私でした

『。。。もう既に、私の方がストレスで、
夜も眠れなくて、呼吸も苦しいので、
とっくにおかしくなってます!
。。もうこれ以上、酷いこと言われ
続けたら、あなたの事憎んで恨むようになる。だからそうなる前に
別居してください!』

私はそうハッキリ訴えました

そうなんです

長男が帰ってくる少し前から、私は不眠症になっていました。
呼吸もできてるのに、苦しくなる

きっと夫に反抗することも
恐怖だったんだと思います

私自身もこの時
自分が衝動的に
『別居』
と言い出したことに、正直
驚いていました

でも、限界まで我慢をした結果、
突然飛び出してきたのがこの言葉でした


夫は、よほど自分に自信があったのか、
私からそんなことを言われるなんて 
夢にも思っていなかったようで、呆気にとられ、ビックリした表情のまま固まっていました

【俺はどうしたらいいんだ】
とか
【親父に話せない】

など、色々とブツブツ抵抗されたような
記憶があります

でも私の意志は固く、何とか絶対に別居を
したくて、あるウソを思い付きました

《長男が自立して、落ち着いたらまた一緒に暮らすつもりでいるから》
そう伝えたのです
もう2度と、一緒に暮らすつもりはなかったものの、この言い方ならとりあえず納得して出ていってもらえるだろうと咄嗟に考え、出た嘘でした

夫も、これ以上ゴネると、今度は私から
『離婚』
という台詞を言われるのも嫌だと判断
したのか?
諦めの雰囲気を醸し出したので、続けて
いくつかの条件も出しました

※おそくとも2週間以内に出ていって欲しい
※出ていくまでの間、少しでも息子たちの悪口を言ったら絶対に許さない

でも、
この時の私はまだ魔法にかかっていました

それでもまだ、夫のことが好きだと
思い込んでいたからです

だからせめて、嫌いになって恨む前に、自分の目の前から居なくなって欲しかったんです

マインドコントロールがまだしっかり
解けていない状況ではありましたが、

夫より大切なのは子供たち

という気持ちがハッキリとあったので
全然意志は揺らぎませんでした

一番下の娘がこのとき5歳

この先、人格的に問題のありそうな人と
同じ屋根の下で生活させたくない、だから、もう一緒に暮らすのは限界の時期だと、わかっていたんです



そんな風にマインドコントロールが解けていない状況であっても、しっかり考えることが
できるようになったのは、長男が2年前に
飛び出して居なくなっていたからです

長男の行動がきっかけで、私は一番大切なのは何なのか?
痛いほどよくわかっていました

マインドコントロールはとても
恐ろしいものです


監視下に置かれた立場の人間は
全ての欲がなくなり、奴隷になります
恐怖で、自分の大切な子供も守れないまま、重大な事件に繋がってしまうのは、とても悲しいことですよね

体験してわかったことは、常に一緒の行動を強要されるので、夫以外の人との関わりが、極端に少なくなることにもあります

そして
被害を受けている方の性質は
元々、人にあまり物事を相談せず
何でも自分で乗り越えようとするところがあるのではないでしょうか?

ミントの場合は辛い素振りすら、
周りに見せませんでした


本当に何か大きなキッカケがないと
自分でそのコントロールから逃れようとするのは至難の技です

ミントの場合はとてもラッキーでした

長男の家出

これがなければ、ズルズルといつまでも
自分を見失っていたかもしれないと思うと、今でも長男には感謝しかありません

【1人で悩まないでください】

無料の電話相談でも何でも良いです

【辛い】

まずは、そう本心を言える場所をご自分に
作ってあげてください

【幸せな素振りもいらないですよ】

きっと、頑張り屋さんなので身内には相談できない方もいるんではないでしょうか?

ヒントがありそうなので、記事のURL貼っておきますね⭐︎

モラハラ無料相談↓

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そういえば
出ていく夫の荷物を整理していて
気づいたことがあります

それは「結婚」という大きな決断をした人に
しては、余りにも荷物が少なかったことです

本当に、ただホームステイする人レベルの
私物しかない現状を見たとき

この人は、結婚という意志が最初から
大してもっていなかったんだと、思い知りました

結婚指輪
記念写真
新婚旅行

思い出になるものなんて、最初から何1つありませんでした

この家から夫が出ていっても
本当に一緒に暮らしていたんだろうか?
そう思えてしまうほど。。。

夫の持ち物は着替えとゲーム類だけ

あとは全て私の物
アパートの契約者も私

そんな現実を改めて知った瞬間でした

そして2週間後

約束どおり夫は大人しくでていきました

この時の気持ちは、寂しくないといったら、嘘になります

再婚したときは、一生添い遂げるつもりで、一緒になった訳ですから

そして、感謝していることは
娘という存在に出会えたことです

娘の誕生は、私にとって幼かった頃からの傷を癒す、1つの大きなきっかけにもなったからです

これは、モラハラとは別の親との関係性の話題になってしまうので、この場では省略ささて頂きますね

このあと
私は、不眠症とパニック症状に向き合うことになりました
 
実はこうなるのには、他にも理由が
あったんです

それは次回、お話ししますね。
次は、モラハラ夫と別居後の生活と心のリハビリについて買いていきたいと考えています♪


パートナーにモラハラされてる方は、
いつかわかってくれ改心してくれる!

そう信じながら、自分に我慢をさせて
しまいます。
そして、相手に暴言を許してるということは、パートナーに対してまだ気持ちがあるということ、そして怖いからです。

ミントも、別居直後はまだ夫が好きだと思い込んでいました。

自分はダメな人間だと刷り込まれていたので、リスペクトしてたんですね。

今考えると、意味がわかりませんが。。

そんな風に思ってしまうのは
マインドコントロール
なんです。

コントロールしている相手は、確実に
自分の思い通りになっていると、自信を
もっているので、まさか相手から別居や離婚を言い渡されるとは、夢にも思いません。

なのでいざ、こちらから 
別居したい!
離婚したい!
と強くでると、一旦は大人しくなる人が多いんではないでしょうか
(ほとぼりが冷めるとすぐに元のオラオラになりますが)

そして、いざ一緒に生活をしなくなり
しばらく経つと、好きだと思っていた気持ちが幻だったと、気づく瞬間が訪れるんです。

すると、次第にどれだけの理不尽を
自分が受け入れて、我慢をしていたのかと、やっとパートナーと出会う前の自分に、戻り始めようとする様になります。

客観的に相手を見つめることができるように変化していきます

ここまでくるともう少しですが
まだ、後遺症的なトラウマのようなものを抱えていることを自覚するんです。

更に、自分の状況を客観視できるようになることで、また自分を責めるという心理に陥ります。


ミントは別居して5年
でもまだ離婚をしてもらえません。
この辺も、できれば綴っていきたいと考えています。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。



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