モラハラ夫の支配に気づき別居 人生V字回復しアラフィフで離婚するまでの6年間の実話

モラハラ·経済的DV夫と突発的に別居し経済的自立を果たす過程で本当の自分に行き着いたアラフィフ主婦の実話

【第6話】モラハラ夫との別居後 ミントが体験した元の自分に戻るためのリハビリ期間

夫が出ていく少し前から、ミントは転職先を探していました。

これまでの月収では生活をすることが難しく、少なくとも平日フルで働く必要があったからです。

夫をまだ好きだと思いこんだまま、新しい生活は始まりました。

それと同時に
不眠症と突然息苦しくなる症状に
苦しみました。

実は別居前、既に診療内科に行き、
睡眠薬等の薬はもらってはいましたが、
1度飲んでみたきり、クセになってしまうと逆に依存して治らないんではないか?
という恐怖があったので、薬は止めていました。

夜になると
布団で眠ろうとしても
全然眠ることができない(汗)

『眠れない』

その事実に、パニックを起こし
息苦しくなってしまうそんな毎晩

そんな精神状態ではあったのですが、一刻も早く働かなくてはならず、転職直後は、睡眠不足のまま、朝から仕事をしていました。

別居をしたんだから絶対に治る!

そこれけを信じ生活していました

夫の顔色を伺うことなく、子供達と
何の気兼ねもなく生活できる
それがこんなに幸せなんだと
改めて実感する日々。
それが救いでした

自由になった幸せを噛み締めながら、
元の自分になかなか戻らない苦しさや
もどかしさを同時に味わっている
そんな時期でした

夫と生活をした数年間
辛い出来事ではありましたが、今振り返れば、この経験があったからこそ、何気ない幸せに感謝できるように変化し、今現在の自分が出来上がったと感じています。

そして娘に出会えたことも嬉しい奇跡でした

別居直後、娘が私の顔を見つめ
不思議そうに

『ママ?どうしたの?笑ってるよ(笑)?』

そう呟いた台詞が、
どうしても忘れられません(笑)

娘からのこの一言で、自分がどれだけ無表情に感情なく生きていたんだと知ることができた、とても重要なセリフでした




初期こそ、自分の精神状態に苦しみましたが、そんな生活をして3ヶ月過ぎる頃には、不眠症の症状はほとんどなくなってきました。

現在は、何かない限りは、布団に入り、おそらく2分以内には眠りにつける程に回復しています。

呼吸が苦しくなる症状は、完全には治っていないものの、冷静に落ち着いて息が吸えてると、自分に言い聞かせていると落ち着いてきます

ラッキーなことに、どちらの症状も軽かったんだと思います。

でも実は、こんな症状になってしまった原因は、モラハラはもちろんですが、もう1つ理由がありました。

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それは、娘が生まれた3年後のことです

私のお腹に赤ちゃんが宿りました。

詳しくは割愛しますが
避妊をお願いしたのに、同意なく行った行為で出来てしまった子がいました。
娘の可愛さにメロメロだったので
できることなら、生みたかったんですが、夫婦揃って自己破産の後。。。
しかも当時
※夫が福利厚生のきちんとしていない会社で勤務していたので出産費用もなかった
※夫とずっと夫婦でいられる自信もなかった
※今育ててる娘の育児費用がギリギリだった

そんな、色んな理由から
泣く泣く辛い決断でしたが、諦めるという結論に至りました。。

手術当日まで、通院する度、ハンドルを握りながら泣いていました。

そんな辛く悲しい出来事と、長男が家から飛び出してしまった時期が重なっていたんです

1つの原因だけでなく、色んな出来事が重なりあって自分が限界になったのだと思います。

そして 
転職した新しい職場は、とても小さな会社で、従業員は4人程。
初出勤で挨拶をしたときにわかったのですが
、何とそこの会社は全員男性でした(汗)

私は、男性恐怖症になってしまっていたので、当時は怖かったです。
突然豹変して怖くなるんではないかと。。

でも元々、兄弟は弟2人、親戚も全て男性の中で育ったミントなので、3ヶ月も経つとかなり慣れてきました。

そして恵まれていたのは、
皆とても優しくしてくれたことです。

当時の私の年齢は44歳。
決して若くはなかったのに、
驚くほど親切にしてもらえたんです。

そんな、職場の人達の雰囲気にも助けられ、
彼らの、自立したものの考え方、生き方を観察していき、段々とミントの中で変化が起こり始めました。

私は、夫という狭い世界に閉じ込められ、その中で支配されていたこと、そんな異常な環境に身を置いて生活していたことを自覚していったのです。

モラハラは、家庭内というごく限られた狭い環境下で起こっています。

ミントの様に、あまり自由に行動することができない状況にあると、その異常な環境が普通であると、勘違いしてしまうんです。

他に比べる対象を目にすることが極端に少ないからこそ、だとは思うのですが。。

そして、人間は苦しいと、その気持ちを誤魔化すために、その異常な環境すらまだ恵まれていると、自己暗示をかけてしまう心理状態に陥ってしまうんです。

この心理は、実際に経験をした人にしかわからない恐怖かもしれません

最低ギリギリのラインで自分の心を守るための自己防御策でした


そして、別居してしばらくは、
自分の気持ちを押し殺し我慢をしすぎていたことで、自分の欲求すらわからなくなっていました。

何が食べたいか?
どこに遊びにいきたいのか?
そんな単純な願望までわからなくなっていた私は、パニックを起こしました。

願望をもつことを長い期間諦めていたことで、自由になっても、すぐに元の自分に戻ることができないんです。

なぜ、そんな簡単なことがわからなくなってしまったのか、今のミントならわかります。
何を言っても
否定され
却下され
バカにされ
無視をされる
挙げ句に質問とは関係のない言葉が相手から返ってくる
噛み合わない会話
まるで、そこに自分が存在していないかのような扱いを受け続ける。。
それを嫌ってほど何回も繰り返され、そのうち、全ての欲求を諦めてしてしまうんです。

ただ、日々時間が過ぎていくのをジッと待つ
そんな生活です。

例えば
夫が1人稼いでいる環境下にあったりすると、余計に出口がみえなくなって、ただ諦め、耐えるだけの日々になってしまいます

離婚したくても
※子供を1人で育てる自信がない
※年齢的にもうどこも雇ってもらえない
※資格もない。。。
※自信もない

そんな心理に陥ってしまいますよね。。


別居スタート直後は、このような感じで、子供達との幸せを噛み締めながらも、心が回復するには、ある程度時間が必要でした。




★次回は、別居後の夫との関係性、住むところが別々になってもしばらくの間は、翻弄されていた時期がありました。
その時の様子や、時間経過ごとの関わりの変化を綴っていこうと思います



最後までお読み頂きありがとうございました♡