【第8話】偉そうに離婚を切り出したのに突然撤回し泣き出したモラハラ夫
前回
別居の約束を果たさない私の態度をみた夫は
【そんな身勝手で、疲れた。。
俺の妻らしくない。俺の金もらってるんだからそれくらい言うこと聞けよ。本当に残念だ。ミントとはもう無理だから、離婚しよう!】
↑
こんな風に言われました
このあと私は、夫の気持ちが変わらないよう直ぐ様会う約束を取り付けました
顔を合わせるのがまだまだ怖い時期でしたが、やっと離婚ができる!
それを信じ、自分を奮い立たせながら、待ち合わせ場所のコンビニまで車を走らせました
実は
別居直後は、自己破産をしたこともあり、車はずっと義父名義の車を私が借りていました
でも、この離婚話しをするまでの間に、私の車のローンの申請が通り、晴れて数年ぶりに、自分の中古車を手に入れることができていたのです
ちなみに
自己破産したのが2008年
車を購入できたのが2016年
です
話を元に戻しますね
コンビニの駐車場に辿り着くと、見るからに怖そうな顔つきの夫が車の中で待っていました
私は、助手席に座るのさえ、嫌で仕方がなかったのですが、絶対に夫の方から私の方に歩いて来ることはない、とわかっていたので、意を決し私が夫の車に乗り込みました
しばらくすると
淡々と、偉そうに私の行動がなってないことと、今の私は自分の妻らしくないということを言われました
【~俺だって頑張って働いてやってるんだ。それに対する感謝もないのか】
『働いてやってるって。。大人になれば働くのは誰でも普通のことだよ。
結婚したら家族を養うのは親として当たり前でしょ』
【感謝も何もないのか。残念だよ】
『感謝してなかったとは言ってないでしょ』
【今のミントは俺の妻としてなってないんだよ】
『妻らしくってなに?
そもそも何で別居したのか、そのことは全部無かったことにして、何で自分の都合のいいことしか言わないの?』
【こうして大人しく別居してやったのに、結局、長男が自立したらまた一緒に暮らすと言っておきながら、いつになったらあいつは自立して出ていくんだよ。結局俺はミントに騙されたんだ】
『今現在、まだ自立できない状況で無理矢理長男を家から追い出すみたいなこと、母としてする訳ないじゃん。私にとって息子は大切なんだから。そうやっていつも私の息子達を嫌って邪魔扱いするところがもう無理なんです』
【そうやって、ああ言えばこーゆうで歯向かう】
私は、全く噛み合わない会話に、頭がおかしくなりそうな気持ちを必死に抑えつけながら
『わかりました。もう本当に無理なんです。今までありがとう。お義父さんには話せる?養育費や詳しいこともお義父さんを交えて話がしたいから、伝えといてください』
詳細な会話はかなり忘れてきてしまったのですが、そんな風な会話のやり取りをした記憶があります
とにかく、私が話している内容に関する返事は1つもなく、ただ、自分の言いたいことだけを言い続けるという、恐ろしい会話は終了しました。。。
そして
自宅に戻ると
ニヤニヤが止まらない
本当にこれで、離婚ができる
別居してから2年
随分と、長かったな。。。
そんなことを1人考えていました
夜、リビングでテレビを観ていると
突然スマホが鳴り出しました
見てみると夫からの着信です
『。。。もしもし?お義父さんに話したの?』
【俺さ。。。グスン。。
色々考えたんだけど、やっぱりミントとは離婚できない。。ミントや娘が居なくなるなんて、寂し過ぎて耐えられない。だからやっぱり離婚はしない!】
そんな風に号泣し始めたのです
その時の私は
すごく冷静に、ドン引きしながら黙って様子を伺っていました。
電話口で散々、大泣きして騒いだ夫
そんな様子をみた私は、離婚できないんだと落胆したながらも、ほんの少しだけ夫のことを可哀想だと同情してしまったのです
だからといって、2度と同じ屋根の下、暮らす気持ちは1ミリもありませんでしたが
あくまで、私は離婚を希望しているということだけは、ハッキリと伝えた上
今すぐ離婚できないなら
※夫に会うのは月に1度だけ
※会うときの費用は夫持ち
※その他の夫の休みに、私は合わせて仕事は休まなくてもいい
という約束で、離婚延長を承諾したのです
でも別居してから約2年で、
夫とは月に1度だけ会う
という条件に減ったので、精神的にはかなり楽になりました
実は本当のところ
モラハラしている方の人がこちらに依存しているのです
※1人で生きられない
※他人と上手く付き合えない
※プライド高くて見栄っ張り
それらを隠し、何でもできる完璧な人間を世間に演じるため、妻(夫)という立場の人を自分の理想にハマるように支配するんです
弱いからこそ、それが必須の行為
本当は
狼の皮を被った羊なのです
でも、私が一番理解できなかったのは、相手が離婚したいと訴えてるのに、戸籍上の夫婦を続けようと思える夫のメンタルでした
そして更に、別れたいと訴えている人と、何食わぬ顔で一緒に出掛けたりできるその神経も理解できませんでした
好きな相手に
もう好きじゃないから別れて欲しい
と言われたら、ショックでその相手と一緒に出掛けたりできないと思うんです
実際、出掛けてもミントは笑顔1つなく、全然楽しくしていませんでした
それも気にもかけず、まるでラブラブだった頃と同じような楽しそうな顔で、満足げな夫
そんな様子をみて、この人は、
※どこまでも相手の立場になって、物事を考えるという思考を持ち合わせていない
※心底自分だけが楽しければ人の気持ちは関係ないと割りきれる
そんな人とミントは一緒に生活していたんだと、改めて支配されることの恐ろしさを痛感していました
それから数日後
何事も起きなかったかのように
夫は呆気なく元の態度に戻ったのをみて
2度と情けはかけないようにしようと秘かに心に誓いました
別居2年で
※月イチしか会わなくても良くなった
※費用も夫もち
そんな風に夫との関係も変化
これを
すごく進歩した
全然進歩しない
どちらに感じるかは、人それぞれだと思います
でも
2019年現在、月に1度だけ顔を合わせお金のやり取りをするだけの関係になっています♪
それぞれ、環境や状況で違うとは思いますが、モラハラをする人の習性のようなものは、共感して頂けたのではないでしょうか?
次回は、別居中の夫と娘と3人で出掛けたときの、ある日のリアルな様子や、状況を切り取って書いてみたいと思います
最後までお読み頂きまして
ありがとうございました♪